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雨樋交換工事が必要に!交換時に必要になる部品について紹介


中居板金工業

雨樋の部品について知っている方がどれだけいるでしょうか。

しかし実際、雨樋が破損してしまったら修理を必要にします。どの部品を必要にするのかを知っておかないと、その部品の役割さえわからず、代用品でなんとかなる!と安易に思ってしまう可能性もあります。

ここでは、それぞれの部品についてご紹介しています。では見ていきましょう。

雨樋について

雨樋は、屋根から外壁にかけて設置されており、その名称通り雨を地面へと流す役割があります。外壁を汚すことなく地面に雨を流すことにより、外壁部材の劣化も防いでくれるのも特徴です。

雨樋の部品について

部品について知っておくことで、掃除や交換などを含め、業者へ施工依頼する際、話がスムーズに進みます。

雨樋は、屋根や外壁と同じくらい、雨水から建物を守る部分なので、チェックしておきましょう。

軒樋の部品

軒樋は、屋根から真下ではなく真横に設置される雨樋のことで、以下の部品で構成されています。

・集水器
・止まり
・軒継手
・軒樋金具
・雨樋カバー
・落ち葉よけネット

それぞれの部品にも役割があるので見ていきましょう。

・集水器
集水器は、軒樋から流れる雨水を集めて縦樋に落とす役割があります。

・止まり
止まりは、軒樋の一番端に設置し、雨水を止める役割をもちます。

・軒継手
軒継手は、軒樋同士をつなげる役割です。

・軒曲がり
軒曲がりは屋根の角、簡単にいえば、軒樋の曲がり角に取り付けますが、近年、さまざまな屋根の形状があるため、それに合わせて軒樋をきれいに設置する役割があります。

・軒樋金具
軒樋金具は、軒樋を支えるために外壁にとりつけます。こちらも注文住宅などによりさまざまな屋根、外壁にマッチするようにと、「打ち込み」「正面打ち」「横打ち」などの金具が用意されます。

軒樋は屋根からの雨水のみならず、風の影響も受けやすいため、ぐらつかないように金具を使って固定します。

・雨樋カバー
雨樋カバーは、軒樋に設置するカバーで、枯れ葉が軒樋に入らないようにする役割をにないます。

・落ち葉よけネット
落ち葉よけネットは軒樋の排水機能の役割ですが、ネットなので、雨は軒樋に流れ、詰まりやすい落ち葉をキャッチします。

縦樋の部品

縦樋は、集水器の下に設置します。地面に雨水を排出するための雨樋で、以下の部品で構成されています。

・エルボ
・縦継手
・寄せマス
・角マス
・縦樋金具

それぞれの部品の役割を見ていきましょう。

・エルボ
エルボは、縦樋の向きを変える部品で、その形状が肘のカタチに似ているためエルボといいます。

・縦継手
縦継手は、縦樋同士をつなげるジョイントです。

・寄せマス
寄せマスは、2本の縦樋を1本に寄せてまとめるので、見た目がすっきりします。

・角マス
角マスは、ベランダの雨水を排出するために設置、縦樋につなげます。

・縦樋金具
縦樋金具は、縦樋を固定するために外壁に打つ金具で、「トンボ」と「打ち込み」などの種類があります。

・ジャバラ
ジャバラは、カーポートで使われる蛇腹の部材で、カーポートの雨樋の役割を担います。

雨樋の工事について

雨樋交換工事をDIYでやりたい!という方もいるでしょう。しかし、業者に任せることをおすすめします。「どうやってやればいいの?」という段階であれば、雨樋の役割をしっかり果たせない施工になってしまうからです。

取り付ける雨樋の材料を購入する必要になりますし、既存の雨樋を撤去するためには足場を組む必要もあります。

雨樋本体を外し、支えている金具を取り外したり、その廃材も処分業者に処分をしてもらうことも忘れてはなりません。

知識や技術が必要になる雨樋交換工事は、安易に施工すると雨漏りのトラブルに進展する可能性もあります。では詳しく見ていきましょう。

業者依頼すべき内容

雨樋の掃除程度ならば、DIYでも十分可能な範囲です。もちろん、足場を組まないで済む1階屋根の雨樋程度に限ります。必ずはしご(脚立)などを使用しましょう。

しかし、汚れ具合によっては雨樋の掃除を業者に依頼したほうが良い場合もあります。ここでいう業者については「屋根・外壁工事専門の業者」です。掃除を依頼すると、業務用機器にて雨樋の詰まりを掃除してくれます。

さらに、雨樋の部分修理も業者に任せましょう。加えて、雨樋の塗装も業者なら施工してくれるケースが大半です。これに関しては、外壁や屋根塗装時に併せて、雨樋を塗装してもらうと費用をおさえることができます。

雨樋の部分修理とはいっても、外壁の1面部分だけについている雨樋になるのか、建物の雨樋全体を交換するのかによって費用は異なります。

修理しなければならない状態なら危険な作業になるため、専門業者に依頼しましょう。

劣化状態とは

経年にわたる軒樋の収縮によって、ジョイント部などが割れてしまうことがあります。割れを発見すれば、交換を検討しましょう。

また、雨樋に歪みがあるのは変形した状態です。この場合は、雨樋からオーバーフローしてしまうので、取り付け金具を含めて交換・補修が必要です。

さらに、雨樋の経年劣化によって、つなぎ目が外れることがあり、欠落している状態なら交換が必要です。

つなぎ目のズレ、色あせなども劣化による症状です。

雨樋の劣化について

雨樋が劣化すると、雨水が流れていかなくなったり、落ち葉やゴミが詰まってしまい建材や部材が腐食することもあります。

特に、台風や積雪の多発する地域では、雨樋のメンテナンス頻度を上げなければなりません。また、気温が高い地域も部材や部品が変形してしまったりと、劣化が早まるケースもあります。

海の近くは湿度が高いうえに、塩害により金具が錆びてしまうことや苔が生えやすくなります。そのまま放置していると破損してしまいます。

メンテナンスをしっかり行っていれば、部分修理で済むこともあります。

おわりに

雨樋については経年劣化による症状が出るまえに、業者にメンテナンスを依頼しておくと安心です。

雨水を流すための役割ですが、雨漏り対策にもつながる部品です。業者によってスピーディーに作業してもらうことで、大切な住宅を守ることができます。

 

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