ー雨樋の修理や交換は板金工事業者に依頼しよう！ー

雨樋に落ち葉などが詰まったり、雨樋が割れたりした場合、どこに工事を依頼すれば良いかわからなければ修理が遅れてしまいます。

雨樋の修理や交換は、板金工事の業者に依頼するのがおすすめです。

この記事では、なぜ雨樋が板金工事なのか、雨樋のメンテナンスが必要な状態や、放置した場合にどのようなことが起こるのかを解説します。

 

雨樋の工事はどこに依頼すれば良い？

雨樋に不具合が見つかった場合、メンテナンスはどこに依頼すれば良いのでしょうか。雨樋の工事は、ハウスメーカーや工務店、板金工事業者など主に5つの業者が取り扱っています。業者ごとの違いについて解説します。

 

1.ハウスメーカー・工務店

家を建築したハウスメーカーや工務店だと、安心して工事を依頼できます。しかし、ハウスメーカーや工務店ではほとんどの場合、自社施工ではなく工事をするのは下請け業者です。中間マージンが発生するため、費用が割高になる傾向があります。

 

2.リフォーム会社

リフォーム会社は、自社施工と下請け業者が施工する会社が混在しています。ホームページで施工実績をチェックしたり、見積もりを依頼するなど、信頼できる業者かどうかを見極めなければなりません。

 

3.ホームセンター

ホームセンターでは、買い物の際に気軽に足を運べる雰囲気なので、相談しやすいことが大きなメリットです。ただし、職人を選べないため、担当者とうまく連携がとれないケースがあります。どのような業者が施工するのかがわからないため、色や形状などにこだわりがある場合はおすすめできません。

 

4.塗装業者

外壁や屋根を塗装する際に雨樋の塗装をする場合は、塗装業者に依頼することも可能です。同時に塗装をすると、足場の設置が１回で済むため、費用を抑えることができます。ただし、塗装業者に依頼するのは雨樋の塗り直しを行う場合のみです。修理や交換が必要な場合は、他の業者に依頼しましょう。

 

5.板金工事業者

板金工事業者は、実は屋根や雨樋を専門としています。なぜ雨樋が板金業者なのか、不思議に思うかもしれませんが、雨樋が金属製のものが一般的という時代があったためです。自社で雨樋を製造・加工していたことから、雨樋といえば板金業者といわれるようになりました。金属製から塩化ビニール製へと変わり、さらにプラスチック製が一般的となりましたが、材質が変わっても、板金業者が雨樋工事を続けていたのです。

自社で加工する技術があるため、一般的な雨樋だけでなく、複雑な形状のものも対応できることが、板金業者の強みといえます。屋根や雨樋だけでなく、外壁工事も行う板金業者であれば、屋根や外壁とともに雨樋のメンテナンスを依頼できます。

 

雨樋工事業者を選ぶ際の注意点

初めて雨樋の修理やメンテナンスを依頼する場合、どのように業者を選べばよいかわからず、困ってしまうかもしれません。失敗しないためには、業者を選ぶ際に気をつけるべきポイントを知っておくと安心です。

 

飛び込み営業の強引な業者とは契約しない

雨樋のメンテナンスを行う業者の中には、一軒ずつ回り、営業をかけている業者がいます。飛び込み営業がダメなのではなく、不安をあおり今すぐ契約させようとする強引な業者には、注意が必要です。

今すぐ交換しないと危険、などと不安をあおる業者や、今契約すると割引が適用できるなど、契約を急がせる業者には気をつけてください。

 

見積もりの安さだけで選ばない

複数の業者に見積もりを依頼し、提示された金額をくらべると、もっとも安い業者を選びたくなります。しかし、金額だけで業者を選ぶと、思わぬ失敗につながることがあり、注意が必要です。

追加料金が必要な場合、最終的には高額になることがあります。見積もりにはすべての費用が含まれているかどうか、確認することが大切です。

また、安くてもずさんな工事だと意味がありません。見積もりの際の対応や、口コミなどの評判から、信頼できる業者かどうかを判断しましょう。

 

雨樋のメンテナンスが必要な症状

屋外に設置されている雨樋は、雨風にさらされ、常に紫外線を浴び続けているため、劣化が進みやすいです。経年劣化のほかに、台風や大雪などによって、破損や歪みが起こることもあります。

雨樋に破損や歪みが見られたり、外れたりしている場合は、修理や交換が必要です。このような症状が確認できない場合でも、雨樋から雨水があふれ出ている場合は、メンテナンスが必要なサインです。

 

雨樋の修理費用を安く抑えるコツ

雨樋の修理やメンテナンスは、できるだけ費用をかけずに行いたいと考える人は多いでしょう。雨樋の修理費用を安く抑えるためには、コツを知っておくことが大切です。

 

早めに修理する

修理費用を抑えるためには、何といっても早めの修理が重要です。劣化や破損が大きくなる前に修理すると、部分的な交換など、少しの修理で済みます。

簡単な修理であれば、足場の設置が必要ないことも多いです。足場が不要の場合は、費用を大きく抑えられるので、雨樋に少しでも異変を感じた場合は点検を依頼しましょう。

 

複数の業者に見積もりを依頼する

見積もりを複数の業者に依頼すると、安い業者に依頼できます。しかし、安ければ良いというわけではありません。見積もりは格安にして、高額な追加料金を請求する悪徳業者がいるので、注意が必要です。

見積もりの際には、追加で必要になる費用の有無を、しっかりと確認しておくことが大切です。

 

屋根や雨樋の専門業者に依頼する

板金工事業者など、屋根や雨樋を専門としている業者に依頼すると、費用を抑えられる可能性があります。下請けに依頼せず、自社で施工するために、中間マージンがかかりません。また、屋根と雨樋を専門としているため、部材や塗料によっては、大量に仕入れることができます。まとめて仕入れることで、価格が抑えられることもあるでしょう。

 

まとめ

雨樋の修理や交換は、板金工事業者への依頼がおすすめです。自社で施工するため、下請けに依頼する必要がなく、中間マージンがかかりません。専門業者で安心なうえに、費用が安く抑えられる可能性もあります。

雨樋に異変を感じたら、業者へ気軽に相談してください。