ー雨樋の点検方法のポイントとは?掃除方法や修理についても紹介ー
建物の点検時に、雨樋の点検もしっかりと行えていますか?
梅雨の時期に多く活躍する雨樋は、自然な状況下では不具合に気づきにくいものです。
この記事では、修理業者に修理してもらう前に、自分でもできる点検方法から雨樋の不具合を防ぐ掃除の方法をご紹介いたします。
雨樋の役割
雨樋とは、屋根に降った雨を建物にあてないように下へ流すための役割を持っています。
しかし、この雨樋が破損していると雨漏りが生じてしまったり建物に直接雨があたってしまったりすることで、外壁の破損や変色の原因となります。
また、雨樋に不具合が起こることで建物の耐久年数を短くしてしまうことも。
そのため、雨樋の不具合が起こっていないか点検をして、確実に修理していくことが大切です。
雨樋の不具合の原因とは
雨樋が破損してしまう原因には「雨樋の詰まり」「雨樋の外れ」「雨樋の歪み」などがあります。
「雨樋の詰まり」とは、枯れ葉やゴミなどが雨樋に溜まってしまうことです。また、雨水が正しい雨樋の経路で排水されずに周りに流れ出てしまう状況です。
「雨樋の外れ」とは、雨樋のそれぞれの連結されている部分が外れてしまい、雨樋の経路を作れていない状況です。
また、雨樋にひびが入ってしまっている場合も雨水が漏れ出してしまいます。
「雨樋の歪み」とは、雨樋の形が歪んでしまっていたり建物に固定されていた部分が外れかけていたりして歪むことです。
歪むことで雨水の流れが悪くなるだけではなく、雨樋が破損する可能性もあります。
雨樋の点検方法とポイント
雨樋の点検方法は、脚立やはしごを使いなかを覗いてみる・外側から手や棒で触れて雨樋の状況を把握する方法があります。
雨樋の状況を把握する際には、カメラで写真を撮影しておくと業者へ頼む際に役立ちますよ。
また、雨樋は強度が高いわけではないので、強い力を加えてしまうと破損の原因や怪我をすることにもつながります。
高所での作業は大変危険なため、業者の方に任せましょう。
雨樋を点検するポイント
雨樋を点検するポイントは4つあります。それぞれ紹介します。
1.雨樋の外側
雨樋の外側では、穴が開いている部分がないか・雨樋にひびが入っている部分がないかなどを確認します。
2.雨樋の固定状況
建物と雨樋が固定されている金具の部分が、しっかりと固定されている状況であるか確認します。
雨樋自体の形が歪んでいないか、一緒に確認すると良いです。
3.雨樋の連結部分
雨樋は多くの部品が連結するつくりとなっています。
この連結部分が固定されていないと、水が漏れ出てしまう原因となるため、連結部分がしっかりと固定されているか確認します。
4.雨樋の中
はしごを使い確認できる際には、雨樋の筒の中や傾斜部分にゴミや枯れ葉が詰まっていないか確認しましょう。
雨樋の点検のタイミングと掃除の方法
雨樋の点検をする適切なタイミングは「台風の前後と落ち葉の季節」に行うのが良いです。
台風による強風が起きることで、さまざまなものが飛ばされてきます。
さらに、短時間で大雨が降ることもあるため、雨樋が詰まっていると雨漏りや雨樋の破損の原因になります。
小雨が降った日などに確認すると、わかりやすいでしょう。
雨樋の掃除方法
雨樋の掃除方法は、上部に詰まっている枯れ葉やゴミなどを取り除く・高圧洗浄機を用いて掃除をする方法があります。
はしごを使って対応できる場合には、枯れ葉やゴミなどを直接取り除くことで掃除を行いましょう。
また、高圧洗浄機を用いて、高い水圧で詰まっているゴミを押し流す方法もあります。
雨樋を一度丁寧に外し分解することで、どこに何が詰まっているのか正確に確認ができるため、きれいに掃除を行えます。
ただし、分解する際はそれぞれの部分を破損してしまう可能性や元の状態にきれいに戻さなければいけません。基本的には専門業者の方に頼みましょう。
また、雨樋によく利用されている塩化ビニルの耐久年数は15~20年ほどのため、この期間を目安として雨樋を交換することも大切です。
雨樋の点検の業者を選ぶポイント
雨樋の点検の業者を選ぶポイントはいくつかあります。施工実績・施工範囲・必要な修理を行なってもらえるなどに着目して選んでください。
しかしなかには、点検のみを行っている会社もあるため、修理を行なっているのか確認しましょう。
それぞれのポイントについて紹介します。
1.雨樋の施工実績
雨樋の点検や修理・補修などの工事を、実際にどれほど行ったことがあるのか、依頼しようとしている会社の実績を確認することが大切です。
点検を行ってもらうだけであったとしても、正しい点検を行ってもらわなければ、修理や補修の必要性を正しく把握できないでしょう。
そのため、実際に雨樋の点検・修理などの工事をどれほど行っているのか、専門的な知識を持っているのか確認してください。
専門的な知識やスキルを持っている会社の場合、施工に対する信頼性は高くなります。
また、工事の評価についても確認することで、より安心して工事を任せられます。
2.雨樋の施工範囲
雨樋の施工範囲が点検のみである場合もあるため、点検から修理まで行ってもらえる業者であるのか確認します。
見積書を出してもらい説明を受けることで、自分の望んでいるところまで工事を行ってもらえるのか確認しましょう。
3.必要な修理を行なってもらえる
必要な修正を行なってもらえるのかも重要なポイントです。雨樋だけの修理で良いはずが、なかには修理の必要がない箇所まで提案する業者もいます。
そのときに必要な修理を提案し、同じ目線で考えてくれる業者を選びましょう。
特に地域で長く営業をしている業者の場合、地域の気候を把握しているため地域性にあった提案をしてもらえます。
また、雨樋の修理後に別の箇所の修理が必要になった場合でも、気軽に相談ができるため安心です。
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